6月3日付「長崎新聞」に、長崎純心大学 人文学部教授 荒木慎一郎先生と学生の皆さんが「長崎とアウシュビッツをつなぎ、平和を祈るプロジェクト」をスタートされたという記事が掲載されました。
1945年8月9日は長崎に原爆が投下された日ですが、その3年前の8月9日は、「エディット・シュタイン」という修道女であり哲学者である女性が、アウシュビッツ強制収容所で生涯を終えた日でもあります。没後80年にあたる今年、荒木先生と学生の皆さんは、ドイツと長崎をむすぶ「集い」や企画展を開催するプロジェクトを立ちあげられたそうです。
またその記事の中には、エディット・シュタインのおよそ1年前にアウシュビッツの犠牲となった、本校の創立者コルベ神父についても書かれてありました。荒木先生にご連絡したところ、「このプロジェクトのスタートに」と4名の学生の皆さんと「コルベ記念館」の見学にお越しくださいました。
聖母の騎士修道院長 山口雅稔神父様の説明で、館内のコルベ神父の遺品などを見学された後は質疑応答の時間でしたが、予定された時間はあっという間に過ぎてしまいました。
本校では7月末に「コルベアワー」として平和学習を行っています。今年度は原点に立ち返り、創立者コルベ神父そしてエディット・シュタインを通して、平和について学ぶ機会にしたいと考えています。
戦争の痛ましいニュースに心を痛める日々ですが、皆様のこのプロジェクトが日本とドイツを結ぶ平和の架け橋となりますよう、 お祈りしております。