新型コロナウイルスの感染拡大のため、昨年度から度重なる延期になっていた3年生の修学旅行。今年度も7月に予定していましたが実施できず、受験前の3年生がこれ以上延期することは出来ないため、校内で代替行事を行うこととなりました。
「普段の学校では絶対できないけど、やってみたいこと」というテーマで、3年生が検討した内容に、職員もできる限り協力し、今までにない行事となりました。
午前中、全校生徒でのスポーツ大会に参加・優勝し、下級生が下校してから準備スタート。
昼食は普段学校では食べられないハンバーガーとフライドチキン、そしてピザ。全教室をネットでつなぎ、一人一教室で食事するという「リモート食事会」。感染対策はバッチリです。
食事と会話を楽しんだ後は、校長先生手作りの「射的」。優勝者には豪華景品もあり、真剣勝負。また「大人の本気のシャボン玉」にもチャレンジしました。
午前中のスポーツ大会リモート乾杯に参加した後は、校舎ほぼ全部を使っての「謎解き脱出ゲーム」。至る所に隠された教員渾身の問題を協力して解き、脱出するゲームです。廊下を全力疾走で逃げる生徒、普段勉強をしない?3年生に怒って「鬼」になった教員(しかもそれぞれ扮装済)がそれを追いかけるという、普段はあり得ない光景が1時間にわたって繰り広げられました。(鬼に捕まった生徒は図書室で勉強!)結果はすべての謎を解くことができずにタイムアウトとなりました。
最後は花火で締めくくりました。本校は敷地内に教会などの施設があるためなかなか難しいのですが、特別に許可をいただき、少し寒い秋の夜空に花火を上げることができました。
楽しみにしていた修学旅行とは比較できないかもしれませんが、高校生活の思い出のひとつになったことでしょう。笑顔で帰宅する生徒を見送りながら、心地よい(いやかなりの)疲労感を感じた一日でした。