本校では夏と冬の年2回「コルベアワー」という時間を設けています。
創立者の名前を冠したこの時間に、夏は平和学習、冬は奉仕活動を行いますが、
今年は8月6日、「継承」をテーマに全校生徒で平和について考える時間を持ちました。
まずは、今年2年目に入った「アンネのバラプロジェクト」。1年間の活動を通しての成果と課題、そして今後の取り組みへの提案を、薔薇委員が発表しました。
2つ目は昨年制作された「遅すぎることはなかった ~オランダ・戦後75年の補償~」(JNNドキュメンタリー ザ・フォーカス)を視聴し、ワークシートを記入しました。この番組で紹介されたオランダの「ベステルボルク通過収容所」は、アンネ・フランクがアウシュヴィッツへ送られる前に過ごした収容所です。多額の資金と引き換えにナチスに協力したオランダ政府の加害の歴史への謝罪と継承を取材した番組です。
クラスディスカッションでは、「アンネのバラプロジェクト」の新たな展開へのアイディアが出されました。
また、平和の「継承」について、様々なITを使用したアイディアや、「平和教育」を毎年行うことの意義などが話し合われました。
3年生は前日に配布されたパソコンをさっそく利用し、ディスカッションを行っていました。
創立者コルベ神父、アンネ・フランク、戦争の犠牲となった多くの方々の想いを「継承」していくこと。本校で学ぶ私たちの使命です。